iPhoneはお風呂でも使える？防水機能の注意点まとめ
iPhone7のモデルから防水機能が搭載されましたが、できること、できないことがあります。iPhoneの防水機能はどのくらいのレベルで保護されているのか、防水機能で注意しておきたいポイントをまとめます。
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iPhone7から搭載された防水機能
iPhoneは「7」から防水機能が搭載され、その後のモデル「8」、「X」も防水タイプになっています。お風呂の浴槽に浸かりながら、iPhoneで音楽や映像を楽しめるのは魅力ですね。ただ、精密機器なので防水機能が搭載されていても、安心というわけではありません。どのくらいのレベルで防水が可能なのか、故障トラブルを起こさないためにも知っておく必要があります。
iPhoneの防水レベル
精密機器の防水レベルを表す規格に「IP（インターナショナル・プロテクション）」があります。IPの横に数値が記載され、「IP67」であれば、「6」が防塵レベル、「7」が防水レベルを表します。数値は等級のことで、0～8まであり、等級レベルによってできることが異なります。「6」は“どんな方向からの暴噴流の水でも有害な影響を受けない”、「7」は“規定の圧力や時間の間、水中に浸けても影響を受けない”となっています。現在のiPhoneは「IP67」なので、防水レベルは“規定の圧力または時間の間、水中に浸けても影響を受けない”に当たります。
お風呂での使用について
iPhone7以降であれば、お風呂でも浴槽に浸かりながら、操作することは問題ありません。ただし、水は電流を通しやすいので、シャワーの水滴で画面が濡れると、誤作動を起こす可能性があります。また、ケースの隙間に水が浸み込んだり、石鹸、シャンプーなどの不純物が混じったりすると、故障トラブルの原因になりかねません。防水機能は搭載していますが、Apple社でも石鹸、洗剤、酸や酸性の食品、または液体に浸さないようにと注意を呼び掛けています。
海での使用について
“規定の圧力または時間の間、水中に浸けても影響を受けない”レベルなので、海水に少々濡れる程度なら問題視されませんが、水圧に耐えられるレベルではありません。スキューバダイビングなどに携帯して、海深く潜ることはしないでください。また、海水に浸かると金属は錆びやすいので、海水に浸けないに越したことはありません。
防水機能の注意点
いくら防水機能が搭載されているといっても、何をしても大丈夫というわけではありません。Apple社で公開しているiPhoneの防水機能の注意事項をまとめて紹介します。
防水機能は長期使用で低下
Appleの公式サイトには防沫性能、耐水性能、防塵性能は半永久的に維持されるのではなく、通常の使用を続けていても性能が低下する可能性があるとしています。長く使用することで経年劣化により、防水機能が低下するということです。購入直後はお風呂で使用して問題なくても、長期間使用すると水没による故障トラブルを招くリスクがあります。
濡れたままの充電はNG
画面や本体が濡れた状態で充電してしまうと故障してしまうリスクが高いです。iPhoneが濡れているときは、ケーブル類を全部取り外し、完全に乾いた状態になるまで充電しないようにします。もし、濡れたままで充電したり、アクセサリを接続したりすると破損に繋がります。水分をすっかり拭き取ってから、5時間以上置く必要があります。
濡れた手で操作できない
画面操作は静電気式のタッチパネルなので、濡れた手で操作しても画面が反応しません。お風呂で使用しているときも、指先が濡れていると、タッチパネルの反応が悪く、サクサク動きません。使い心地はイマイチ良くないと思っておきましょう。また、イヤホンや充電用のジャック部分に詰まったホコリが、お風呂の湿気で固まり、イヤホンが差し込めなくなったり、充電不能になったりするので要注意です。
水没による故障は保証対象外
防水機能は搭載していますが、水没による故障はApple社の保証サービス対象外です。Apple社では故障に繋がる次のような行為をしないように注意を呼び掛けています。iPhoneを持ったまま水中を泳いだり、お風呂に入ったりすること、高い水圧の水や流速が速い水をかけること、サウナやスチームルームで使用すること、定められた温度範囲外、極端に湿度が高い環境条件で作動させること、故意に水没させること、落下させるなどして衝撃を加えること、ネジを外すなど本体を分解することです。仮にiPhoneを水没させてしまった場合は、買取を検討しても良いと思います。
iPhone専用防水ケースのすすめ
水没による故障は保証サービスの対象外なので、万が一に備えてiPhone専用の防水ケースを利用してください。専用防水ケースは100円ショップでも購入できます。お風呂に入浴するときは、ジップロックに入れても良いでしょう。画面が濡れるとタッチパネルが反応しないので、専用防水ケースやジップロックで水濡れしないようにした方が操作しやすくなります。海で水中写真を撮影するときに使える本格的な防水ケースも出ています。
まとめ：
防水性能を過信しない
iPhoneの防水性能が高くなったことは、ユーザーにとって使い勝手がさらに良くなり、喜ばしいことですが、万全というわけではありません。お風呂や海でも使えるようになった分、不純物が混入しやすくなるなど故障リスクも高まっています。iPhoneをなるべく長く愛用するためにも、防水性能を過信せず、注意点を守ることが大切です。
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